【レビュー】次世代モニターヘッドホン SONY / MDR-MV1

商品貸出:ソニーマーケティング株式会社

SONYといえばMDR-CD900STが有名ですよね。
日本の音楽業界でのシェアはすごいと思います!

「信頼性」「修理のしやすさ」「音の確実性」などが多くの人に愛されている点だと思います。
音だけではなく、カメラもSONYはかなり強いですよね!

さて、5/12に発売されるMDR-MV1ですが
私もSONYからの発表されたときにかなり興味を持ちました!
そして、今回は発売前に商品貸出をしていただけることになりました。

Shinki
Shinki

音楽制作で使う視点でレビューをしていきます。
ぜひ購入前の参考になれば嬉しいです。

良かった点

①「普通に音が良い」

今までのSONYのモニターヘッドホンは全機種使ったことがあります。
MDR-M1STは、「ハイレゾ」を意識してCD900STより進化したと期待していましたが、
ちょっと物足りなくて「YAMAHA HPH-MT8」をメインに使っていました。
M1STとMV1を聴き比べると「密閉型から開放型になることで高音の抜けがとても良くなりました」と感じました。
高音は詰まっている感はなく、低音はちゃんと密度を感じる音で好みでした。
確かにスピーカーからなっているような雰囲気を感じる音の傾向だと思いました。

やっぱりハイエンドヘッドホンは開放型になるなぁのかなとも思いました。

②「快適な道具」

モニターヘッドホンは、音楽制作の道具です。
「道具は自分に馴染むものが良い」
ハイエンドヘッドホンは重くなる傾向があると思います(個人調べ)。
いろいろ開放型のヘッドホンに興味があったので、Focal,オーテク,SHUREなどを使ってみましたが、
なかなか重かったり、自分の耳にイマイチ合ってないような感じがしました。

約223gということで

軽い!!

しかもイヤーパッドがふかふかしたスエード調の生地なので快適性と耳を覆っている感じが良かったです。

SONYの設計は、「現場」を意識していると思いました。

「うーん…」と思った点

①「6万円弱」という価格

私としては「安い」と感じました。
各社が出しているハイエンドヘッドホンを比べると安いと思います。
音が劣っている負けているということはありません。
私は10万円を超えるヘッドホンではなくて、こっちを買おうと思ったくらい満足度でした。

しかし、6万円のヘッドホンを買う人なんて限られてますよね。。。

入門〜中級の方にはかなりハードルが高いですし、6万円ならスピーカー買った方が良いかもしれません。

ただこれから立体音響がどれくらい普及するのかSONYが提供するシステムがどれくらい良いのかでこのヘッドホンの価値も変わりますね!

②「開放型」というデメリット

音にこだわっていくなら何かを諦めないといけないでしょうが・・・
今まで密閉型のヘッドホンをSONYが作ってきたのは、密閉性の方が便利であるからということだと思います。
開放型になることで確実に音が良くなりましたが、「いろんなシチュエーションで使えないヘッドホン」になったと思います。
「レコーディングのときにマイクにヘッドホンから音が漏れてしまう。」「外の音が気になる」という開放型ヘッドホンにあることが要注意ですね。
ここをどれくらい割り切れるのか、また複数台のヘッドホンを持つ必要が出てくるかもしれないので要注意ですね!

まとめ

個人的な感想としては「マストバイ」です!
他社のハイエンドヘッドホンを買わずに我慢していて良かったと思いました。
やっぱりSONYのヘッドホンが自分の耳に馴染んでいると実感しました。

スピーカーで聴いているような開放感のある高音となかなか大きなスピーカーじゃないと出せないような低音が魅力的でした

再生可能な帯域も広くて、ヘッドホンの中で鳴っている感がなかったです。

ただ開放型なので使い方には要注意です。

万能なヘッドホンというより音をこだわりたい、静かなところで良い音で聴きたいという人にオススメです!

「空間オーディオ」「ドルビーアドモス」など立体音響がこれからどうなっていくのか。
MDR-MV1の真価は、ただ音の良いヘッドホンではなく、立体音響に適したリファレンスになっていくというこれからの音楽の進歩も楽しみです!

みなさん、実機をチェックしてみてください!

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