今回は、3年間使用したオーディオインターフェイスの話です。
これから買おうとしている方、情報収集の方、DTMer、宅録の方・・・などの参考になれば嬉しいです!

まずは、Apolloシリーズの紹介をしたいと思います!
Apolloの強みは、『UAD』というアナログモデリングのプラグインが使える点です。
オーディオインターフェイスというのは、アナログ信号⇄デジタル信号を処理するのが主な機能だと思います。
なので、ピンキリの値段の違いは、「音(←主観大きいかな)」「機能」「拡張性・互換性」だと思います。
・音が好き
・ソフトなど使いやすい
・他の機材との接続
ここらへんがまず重要だと思います
ちょっと話がズレたかもしれませんが、前提がないとわかりにくいかなと思います!
【Universal Audio公式ページ】
https://www.uaudio.jp/audio-interfaces.html
デスクトップ型
(安い順)
・APOLLO SOLO
・APOLLO TWIN MKII
・APOLLO TWIN X
・APOLLO X4
ラックマウント型

(安い順)
・APOLLO X6
・APOLLO X8
・APOLLO X8P
・APOLLO X16 ←ちょっと他とは特殊です
「デスクトップ型」「ラックマウント型」については、好きな置き方で選んだ方が良いですね!
スタジオでは、ラックマウントの方がスペース的に便利だったりします。
デスクトップ型は手元に置けるのが便利です
Apolloシリーズはどんどん繋いでいくことが可能で、手元にデスクトップ型を置いてラックマウント型も調整するみたいな贅沢な使い方もできます。
値段の違いは、「DSPの数」「入出力の数」です
・DSPは、UADプラグインをどれくらい使えるかが変わります。
(個人的には、HEXA(6)コアでも足りません)
・入出力の数は、どれくらいのレコーディングやミックスをするかによって違います
基本的には、『Thunderbolt』が多いです。
USB/Thunderbolt2,3の違いをチェックした方が良いです。
実は、UADプラグインを使うだけなら『UAD2 SATELLITE』というDSPのみでも買えます!
なので、Apolloのオーディオインターフェイスにしか出来ないことは、『UNISON機能』『プラグインの掛け録り』『プラグインをモニタリングのみ掛ける』『保存/呼び出し』だと考えています。
UNISON機能は録音の時点でモデリングプラグインが使えるということです。
通常のプラグインを使用するのと挙動が違うように感じがします
参考:https://dtmdriver.com/uad-unison#i-4
レコーディングでコンプ深くかけすぎて録ってしまったとかありませんか?
Apolloならモニタリングにだけプラグイン掛けて、バイパスで録音するなども出来るのも魅力です。
それと録音のときに使っていたプラグインの保存して、ミックスで呼び出しもできるのもデジタルならではかなって思いますね!
使って良かった点
- アンプシミュがUNISON機能で便利
→Fender ’55 Tweed Deluxe,Marshall Plexi Super Lead 1959の定番は使いやすい - アウトボードを諦められる?(笑)
→定番機種がモデリングされているので、アウトボード沼にハマりにくいかも・・・しれない
→正直なところ、スタジオはアウトボードで家(制作)ではITBって線引きが今のところ出来ている - 気分でプリアンプを変えられる
→モデリングは、実機と比べると別物かもしれないが、これだけいろんな音のキャラクターを変えられるのは便利 - 『Ocean Way Studios』は神
→UADだけにしか使えないプラグインは少ない気もするがOcean Way Studiosは代替えがないと思っている。
(PA、BrainworxはNative版もある) - 音は、Xシリーズになって特にDAが良くなったと思う!
→音はドンシャリ気味?低音の存在感がある?ウォーミーな感じ?解像度も適度にあると思ってます。
あと、新しくメーカーバラバラのプラグインもちょっと買うこと減った気もします
1176系コンプのモデリングプラグインをどれだけ持っているのか(笑)
もう多少の違いなら「もうUAD使おう〜」ってなります!
買う前に気をつけた方が良いこと
- 結構高い。。。
→デモが無料だったりして「いいなぁ」ポチっとやってしまいやすいです
→1プラグインで1〜4万円くらいしますね(汗) - 売れない。。。
→プラグインは売れない、そしてUADはアカウント紐付けされるのでハードも売りにくい
→あれ?リセールバリューある機材買った方が実質安いのではないのか? - なかなかUADから抜けにくい体質になる(笑)
→録り〜ミックスにどこかにUADを使うことがクセになる
→過去のデータを使うときにUADが必要になる
→もうUADの環境から抜けれない
自分の場合、6~7割がオケ制作、デモ、アレンジで使うので使うメリットがまだ多いので良いですが・・・
エンジニアだけで考えると「ライブレコーディングならRMEも良さそう」とか思う時があります。というか今も思ってます(笑)
おすすめする?おすすめしない?
機材はあくまで手段、道具なので「まず何を作りたいか?」「どんな音が欲しいか?」が重要だと思います。
Apolloが良い?悪い?というだけでなくて、自分に適しているかが大事だと思います。
RMEとApolloは、いわゆる二大メーカーだと思いますが、選ばれている理由があると思います。
仕事で使用するのに十分に音も信頼性もあります。
とりあえず使っても損はないと思います。
制作中心でUADプラグインを使う人にはオススメです!
エンジニア中心でUADプラグイン必要ない人にはオススメしません!

とりあえず自分の環境では使っていて良かったです!
ただ「アンプ買った」「アウトボード買った 」「録り音変えたい」とかだと乗り換えるかも?